Meinem hertzlichst Geliebten Freundt, Katers Murr
Die Gedichte mein, nach Eurem Begehren

やまのおく
風の音だけ
きくものは
風の音でも
痛みの言葉

おちるあめ
震える雲の
なみだかね
我が身のように
ただおちるかね

なでてくる
秋風のなみ
まちうらに
魚つるから
海の恩返し

冬過ぎて
体ちゃらちゃら
踊るから
風雲を見ると
山笑うかな

ふゆなのに
心良いかぜ
ふく揺らす
さぶい心も
君忘れつつ

なにもかも
ゆくべき道を
渡るとは
濡らす雨にも
懐くおもうか

このはなの
約束の場所
まちつづけ
ふる透明の
春の雪かな

かねのねの
響く悲しみ
ふかくのみ
しぬべきかとか
またおもうなり

未冬里雪
炊飯発煙
子供寄添
火炉温和